DVDで「ネバーエンディングストーリー」を観る。
私がハタチくらいのときの映画なので、もうずいぶん前なのだ。
エンデのお話だと知らずに映画館で観て、「モモ」に通じるものがあるなぁとぼんやり思っていた記憶がある。
後になって同じ人が書いた物語だと知り、やっぱり!と感激した。
バスチアンが本を読んでる姿が好きだ。
大きな本を持て余すかのように、でもとても大切そうに、うつぶせになって毛布をかぶり、その世界へ入っていく。
先は長いのだとつぶやき、お弁当も半分残し、物語とともに旅をしていく。
あぁ~~、こんな読書体験したかった。。。
今ならもっとリアルな映像で、迫力のある場面が作れることでしょう。
ファルコンが飛ぶ様子なんか、特に。
でも、描かれてる内容はちっとも色褪せてない。
それどころか、ますます身につまされる。
結局のところ、いつでも子どもが世界を救うのだと思う。
そして、その子どもたちが生きる世界を作るのは大人なのだ。
想像力は人を豊かにしてくれる。
強くも優しくもしてくれる。
そしてまた、想像力なくして、人は人と関われない。
相手を理解することも出来ないし、許したり、思いやったり、きちんと叱ることも出来ない。
人が生み出す悲惨な出来事は、ほとんどが想像力を欠いたゆえのことだと思うから。
ファンタジェンとか、お姫様とか、ドラゴンとか、子どもじみてるなんて思わずに、ぜひ、たくさんの人に観て、何かを感じてもらいたい映画です。
エンデの書いた「果てしない物語」は長い長い物語で、私はまだ読んだことがありません。
もっと若いときに読んでおくんだった、、、
ファルコンの顔は、おどけたゴールデンレトリバーみたいだ(*^^*)