先日、車を運転しているとき、ラジオから流れてきた朗読。
『福引』と言うタイトルの絵本の朗読でした。
姉弟が抽選券を持って福引に行くんだけど、その券は補助券で、10枚集まらないと抽選が出来ないことを聞かされる。
肩を落として帰る二人は、道端に落ちていた抽選券を拾うのだ。
これで、抽選が出来るね、お母さんが喜ぶもの当たるといいね、と無邪気にはしゃぐ弟。
ためらいながらも、その券を持って弟と福引に行く姉。
そして抽選をして、三等のバッグを当てる。
大喜びの弟と、戸惑う姉と・・・
結局、姉は抽選のおじさんに正直に話し、そのいきさつを見ていた回りの大人たちが、あまっていた抽選券を二人に差し出す・・・
そんなお話だった。
まだ続きがあるみたいだけど、ラジオの紹介ではそこまで。
とてもいい朗読でした。
もちろんお話の内容もホロリとさせられるけど、やっぱり聞かせる力があるんだろうって思う。
すごいなぁ。
絵本を読むその声で、オトナを感動させてしまうって。
だって、もっともっと聞いていたかったから。
娘が小学生だったとき、読み聞かせのボランティアを少ししたけど、全然不向きだったことに気づいて、数回行って辞めてしまいました;;;
もともと声が大きくないし、うっかりすると早口になってしまうし、何よりもドキドキしてしまうので;;;
そういえば、とても上手なお母さんがいて、子どもたちの後ろでうっとりしながら聞いてたのを思い出した。
優しくて穏やかで、とてもきれいな声だった。
その頃、絵本て、そうやって声に出して読まれて、初めて、その役目を果たす、そんな風に思いました。
だから、お母さんが子どもへ読んであげるのは、目的や意味とかじゃなく、ただそれだけでとても素晴らしいんだなぁって。
そして、本を読んでもらいたいって気持ちはオトナにもあるのかも。。。
ただし、その場合はやっぱり、心地いい声で。
ふきちゃんにこの本を読んで聞かせてみた。
じーっと聞き入ってたけど、しばらくしたら寝てしまいました・・・