繰り返し読む本というのがあり、『ハイジ』もそのひとつ。
子供の頃読んだ子供世界文学大全集は近所のお姉さんからのお下がりの古本で、『秘密の花園』とか『若草物語』、『小公女』とか『レ・ミゼラブル』『十五少年漂流記』はみんなそれで知った。
もちろん『ハイジ』も。
何度読んだか分からないくらい読み、スイスに憧れ、でもヤギの乳はきっと苦手だと勝手に想像してガッカリし、さらにはこんなお話を書ける人になりたいとまで思い、実際ノートにちょこっと書いたりもしたもんです。
アニメだって繰り返し再放送してたしね。
でも、何度も読む。きっとこれからも。ずっとずっと。
原書の挿絵を復刻したという福音館書店の『ハイジ』
あちこちにペン画のような挿絵がちりばめられていて、読み進んでいくのがよりいっそう楽しくなります。
クセ毛のハイジがとても可愛らしい。
この挿絵を描いたパウル・ハイという人のことを知りたいと思うのですが、あまり詳しく分からなくて残念です。
追伸 青い鳥文庫の挿絵はいわさきちひろさんなのでした。