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犬よ。

子どもの頃、犬が苦手だった。怖かった。
橋のたもとの家に「イチ」という大きめの犬がいて、いつも道路ギリギリに座ってた。
ある日、妹が
「イチ面白いよ。こっちがジャンプすると一緒になってピョンピョンする。」
と言うので、さっそく妹と出向いてジャンプしてみたら、イチは吠えながら本当にジャンプした(ピョンピョンというよりはドタンドタンて感じで)!
面白かったけど、そのあと私はイチがちょっと怖かった。

イチは怒ってる気がしたのだ。
子どものピョンピョン跳ねる挑発に乗ってしまいながら、実は、チビども、バカにしやがって!と思ってる気がした。
そろばん塾の行き帰り、一人でそこを通るときは、いつもイチから一番離れたところを早歩きだった。
イチは静かにしてたけど、隙あらば私を狙ってくると思い込んでた。
だけど結局、イチは私に逆襲することはなく、いつのまにか年をとり死んでしまった。

友だち宅のスピッツも怖かった。
敷地内のスロープに手すりのようなものがついていて、そこに鎖が渡してあり、犬がスロープを行き来できるようにしてあった。
玄関から入るには必ずそこを通らねばならず、逆側を歩いていれば絶対に届かないとわかってたけど、すごい形相でキャンキャン吠えるし、怖くてたまらなかった。
友だちに頼んで、遊びに行くときはその家の勝手口からいれてもらってた。
スピッツは相変わらずキャンキャン吠えていた。

こうして思い出してみると、犬自身が怖いヤツなのではなくて、ただ単に私が怪しいヤツなのだ。
イチに対しても、スピッツに対しても。
ジャンプしたり、コソコソ勝手口から入ったり。
犬が不信感を抱くに決まってるよね。
子どものときは全く気づかなかったけど。

それにしても。
昔の犬はよく吠えた。
犬は吠えるものだった。
だから、親からも気をつけなさいと言われてた。
手を出してもいけないと言われてた。
のら犬も普通にいたしね。
今の犬はあまり吠えなくなった。
吠えてはいけないから。
宅急便や郵便配達や新聞配達が来ても。
ふいに人に頭や体を触られても。
気に入らない犬とすれ違っても。

でもちょっと思うのだ。
それってちょっと不自然、じゃないですか…?
犬と人が穏やかに暮らすため。
信頼しあいながら幸せに暮らすため。
わかるけど…
その通りかもしれないけど…
犬よ、それで不服はないのか?と聞いてみたい。

今、ふと思ったんだけど…
もしかしたら…
草食男子とか肉食女子とか、時代に合わせて人が少しずつ変化しているように、犬たちも変化してる、なんてこともあるだろうか?
当の犬自身もそうと気づかないうちに。


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寝てしまった。
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by sibafuki | 2016-05-25 08:43