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「オンネリとアンネリのおうち」

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隣市の図書館で懐かしい本を見つけた。
この本、一度絶版になり、出版社を変えて復刊したのだけれど、今はまた絶版になってしまっている。

小学生のときに出会ったこの本は、私を長いことうっとりさせていた。
仲良しの女の子が二人きりで可愛らしい家に住み、その家には当時の女の子なら誰でも憧れるようなものが、これでもかと詰まっていて、その描写で胸が一杯になってしまうのだ。
昭和の真っ只中、庭先のポーチどころか、電子レンジもベッドもソファーにも無縁な家庭に暮らす女の子には、それらはクラクラするくらい眩しかった。
特にときめいたのは洋服部屋で、洋服のために部屋があるなんて、初めて知ったと思う。

「こうしもよう」という言葉が出てきて、今なら格子模様、いわゆるチェックだとわかるけど、当時の私にはまるでわからず、こうし?子牛じゃなかろうに、一体なんだ?と、しばらく疑問だった。
今みたいに、なんでもすぐに解決出来る時代じゃなかったからね、、、
だからこそ、こんな風にいつまでも忘れないのかもしれないけど。

改めて読んで知ったのは、フィンランドの作家の本だったこと。
当時から北欧の暮らしぶりというのは素晴らしくおしゃれで、女の子を虜にさせていたのだなぁ。

小さな二人の女の子に家を提供したおばあさんが
「おじょうちゃんたちには信じてもらえないかもしれないけど、私だってずうっと昔は小さな女の子だったのよ。」
と言う。
この言葉はよく覚えていて、子供だった私が思ったのは
「誰だって昔は子供だったんだから、そんな風に言うなんて変なの~~信じるに決まってんじゃん。」

・・・でも、今はわかるな。
もし、小さい子どもに自分の話をすることがあったとしたら、そのおばあさんみたいな気持ちになるような気がするから。

私にも小さい女の子だった時代があって、夢中になって読んだお話があったのだ。
信じられないかもしれないけど。






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by sibafuki | 2014-02-10 22:20 | 本棚
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