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新美南吉童話集

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時間つぶしに立ち寄った本屋さんで、新美南吉の童話集を買ってみた。
文庫サイズで、版画風の挿絵も可愛らしい。

新美南吉といえば「ごんぎつね」があまりにも有名だけど、それ以外にも沢山お話を書いているのだ。
なんて、えらそうに言ってる私ですが、他に知っているのは「手袋を買いに」だけ;;;
なので、新美さん初心者です。

まだ全部読んでないけど、どのお話を読んでもちょっぴり悲しい気持ちになる。
それは、どんよりしてしまうような、心がしめつけられるような、そんな悲しみとは違う。
なんというか、スースーざわざわと風が吹いてくるような、一人になってしまったような、そんな悲しい気持ち。

新美さんという人は、優しくてちょっと淋しい人、だったんじゃないかな。
そして、子どもの頃に感じた悲しみや、喜びを、ずっとそのまま抱えて大人になった人なんじゃないかな。
そういうことを大人になってから、“ありのままの大きさ”で思い出すって、誰にでも出来ることじゃないと思う。
新美さんはそれが出来た人、なんだろう。
「牛をつないだ椿の木」とか「小さい太郎の悲しみ」は忘れられないお話になりそうです。
まだいくつか残ってるけど、好きになった人の文章を読むのは、その人に会いに行けるようで、ちょっと嬉しい。

谷川俊太郎さんがあとがきを書いてます。
それを読むのも楽しみ。


『新美南吉童話集』 ハルキ文庫
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by sibafuki | 2012-05-12 11:49 | 本棚
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