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空から

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モンゴルの絵本、といえば「スーホの白い馬」でしょうね。
こちら↑↑↑は私が最近出会ったばかりの、モンゴルの絵本です。
モンゴルといえば草原、広い空、乾いた空気、そしてゲル、でしょうか?
あまりモンゴルの知識がない私がイメージするのはそのくらいです。
あとは朝青龍とか?・・・まぁ、それはおいといて・・・

アローハンという女の子と、ホンゴルという羊の物語。
ゲルを移動させながら暮らす、アローハンたちの幸せと困難が描かれる。
その幸せはとてもささやかでつつましいものだけど、それは何物にも代え難く、そして愛情に満ち溢れている。
人生最上の幸せというのはこういうものなのだ、と気づかされる。

しかし、自然は容赦なく、そんなアローハンたちのつつましい幸せを脅かしていく。
自然とともに暮らす、ってそういうこと、なんだろう。
でも、彼女たちはくじけたりしない。
立ち直るためのすべを知っているから。
すべを知っている、ということはとても大切だと思う。
私たちが生き抜いていくために・・・
「春の大雪は、夏のよい草をめぐんでくれる」のだから。
ただし、すべを知らなければ駄目だろう、おそらく。

最後にとても素晴らしい青空が広がる。
私はこの目でモンゴルの空を見たことがないし、このさき見ることもない、たぶん。
でも、そんな青空が、この、私が住む町の空をたどっていけば、きっといつかたどり着く場所にある、と思うと、なんだか、嬉しくて仕方ない。

雲になったホンゴルはアローハンに語りかける。

「アローハン、かなしまないで。『風向きはだれにもわからない』というではありませんか。いのちは、永遠にはつづかないものなのです。わたしは、雲になって、これからもずっとアローハンのことを見ていますよ。だから、元気をだして」

今、日本の空からもきっときっと、たくさんの人が、言葉を語りかけていることでしょう。
どうか一人でも多くの人が、その声を聞くことが出来ますように。


『アローハンと羊 モンゴルの雲の物語』こぐま社
 興安・作  蓮見治雄・文/解説   
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by sibafuki | 2011-05-14 11:42 | 本棚 | Comments(0)
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