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本棚 その12

私の回りにも『借りぐらしのアリエッティ』観た、と言う人が多くなりました。
が、感想はいまひとつ盛り上がらない。
つまらなくないんだけど・・・
キレイな映像なんだけど・・・
って、そんな感じ。
そうなんだ・・・
私は、かなり、好きなほう、なんだけどなーー(今日2回目観てきました)。
アリエッティを撮った監督さんは、ジブリ映画で『耳をすませば』がとても好きなんだそうです。
私のジブリ№1も同じく『耳をすませば』。
好みが合ったんですねーー♪

コビトの本は多いです。
日本のものでは佐藤さとるさんのコロボックルとか、教科書に載っていた懐かしいチックとタックも。
あ、一寸法師もいました。
この『木かげの家の小人たち』が発行されたのは1959年だそうですから、もう50才の本です。
なのに、私はずーーっとこの本に出会うことなく、初めて読みました。

時代はあの、大きな戦争の頃です。
コビトはアリエッティのように、家族で暮らしてるけど、もっと内向的。
人間から、必ず1日に1回、ミルクをもらわなければ生きていけないというのですから、ずいぶん依存しています。
加えて、世の中と言うのは、自分たちとミルクを運んでくれる人間の家族のみで出来ている、と思ってるのだから、本当に世間知らず。
そんな彼らもやがて、人間と一緒に戦争に巻き込まれていき、嫌でも世の中に出て行くようになります。

私が興味を持ったのは“アマネジャキ”
コビトが疎開先で出会う<仲間>です。
あまのじゃくで、意地悪なことを言ったりする“アマネジャキ”だけど、本当は強くて、優しくて、淋しがりやで、とてもいい子。
そんなことを言われたら、怒り出して、プイッといなくなってしまうだろうけど。

戦争と女の子(ゆり)とコビト。
それがこの本の主役。

ゆりが、戦争が終わったことを知る件です。

・・・・・でも泣いているうちに、心の底からわき出すように、うれしさがわくわくのぼってきました。
じぶんの生きている間じゅう、けっして終わることなどないと思い込んでいた戦争が、これで、もう、終わりだというのです。


ゆりもコビトたちも、それぞれの終戦を迎えます。
お話しは終わるけど、そこからまた、新しい生活が始まるんだなぁーーと、ぼんやり思っていたら、なんと、まだ続編があるそうな!
楽しみは続きます・・・


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『木かげの家の小人たち』 いぬいとみこ 作
福音館書店
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by sibafuki | 2010-08-10 22:01 | 本棚 | Comments(0)
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